木津宗詮9 時間前1 分旭日3代聿斎宗泉の「旭日画賛」です。 静なる 御代の すかたか はても なく ゆたけき 海に 朝日 かゝよふ 静かに治まる御代の姿が果てしなく豊かな海の上に朝日がきらきらと輝いています。 今年一年がそのような年であってほしいです。いや永遠にそうあってもらいたいです。
木津宗詮19 時間前2 分逢坂山Untitled初釜で桂盆に載せて書院に飾った小堀宗中の箱書きになる加茂川石「逢坂山」です。箱の甲に「逢坂山 加茂川石」内側に、 君が代に逢坂山の石清水木隠れたりと思ひけるかな と記された色紙が貼られています。そして石の裏側には金泥で「逢坂山 政廣」と認められています。...
木津宗詮5 日前1 分1月24日 稽古場の床江戸中期の公家で冷泉家17代当主冷泉為章筆になる源俊頼の和歌を掛けました。花は巌根絞りと梅を唐銅鶴首に、柳釘には黒田宗傳作の青竹尺八花入に綰柳を入れました。書院に当代大樋長左衛門の兎香合を飾りました。 神代よりひさしかれとやうこきなき いわねにまつのたねをうへきむ
木津宗詮6 日前2 分伊達千広幕末の紀州藩士で国学者、明治の元勲陸奥宗光の父である伊達千広(宗広)の懐紙「冨士」です。 冨士 自得居士 千廣 不二かねの 雪くれなゐに にほふ也 今や朝日の 海を出らむ 富士山の峰の雪が海から上った朝日に照らされて紅に美しく映えている光景を詠んでいます。かつて三保の松原で...
木津宗詮1月5日2 分都祝言上 通理 御會始 都祝言 〵 君を祝ふ都の春にうつる日の なかき世かけてさしも仰かむ 仕ふへきいはふ心もせきたてゝ かすむやはなの都路の春 江戸後期の公家久世通理(みちあや)の御会始(ごかいはじめ)の詠草です。 御会始とは今日の宮中歌会始めの儀のことです。あらかじめ暮れに題...
木津宗詮1月4日2 分鶴古くから中国では丹頂が親しまれ愛されてきた経緯があることから、かって国鳥に選定しようとしましたが、丹頂の学名、英名ともに「日本の鶴」を意味することから、そのため「中国の国鳥としてはふさわしくない」という批判が相次ぎ、政府もこれを受けて決定をためらっているそうです。また同じく...
木津宗詮2022年11月27日1 分有明の空有明の空に昇る月のことをいいます。夜が明けかけても空に残っている月。本来は十六夜以降の月の総称で旧暦16日以後の月をさします。別名「二十日余りの月」ともいいます。 秋霜 ことわりに過きても寒し長月の 有明の月にしもやかゝらん 幕末の歌人香川景樹の短冊「秋霜」てす。...
木津宗詮2022年10月29日2 分八十島かけてわたの原やそしまかけてこぎいでぬと 人にはつげよあまのつり舟 『百人一首』で有名な小野篁の歌です。『古今和歌集』の羇旅で、詞書に。 おきのくににながされける時に、ふねにのりていでたつとて、京なる人のもとにつかはしける とあります。...
木津宗詮2022年10月13日1 分あかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月 明恵上人 明るいなあ、ほんとに明るいなあ、ほんとにほんとに明るいなあお月さん。煩悩が消え去って真理が照らし出されたことを表している歌だそうです。 私は単に明るい明るい月を眺めてあまりの美しさに思わず感動して詠ん...