いつなりにけむ



望月玉溪(印)

た丶ひとつあそふとみえしはなかけの

(蝶図)はふたつにいつなりにけむ 信行  明治の御歌所寄人(おうたどころよりゅうど)の須川信行賛になる望月玉溪画「蝶図」です。一匹の蝶だと思っていたところ、実は二匹の蝶が重なって花の間を飛んでいたのです。  一般的に茶の湯では蝶というと「荘周の夢」としてはかないものとして追善などに用いられます。私はこの軸を毎年この時期の稽古で床に掛けて稽古しています。  あちらこちらで桜の花が開き始めました。いよいよ春爛漫の好季を迎えました。

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石ひとつ

石ひとつ筆にも濡れて初時雨 武者小路千家11代家元一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。 十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石をすすんでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか?よく見ると正客と次客の間の飛石があとから墨で書き加えられています。着賛された発句の「筆

六根

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