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ひょうたん

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

老父ために懸命に働いていた孝行息子の木こりの源丞内(げんじょうない)が、養老の山奥の滝の水をひょうたんに汲んだところ、滝の水が酒に変わり、その酒の力で父親がたちどころに若返ったという「孝子伝説」があります。


それにちなんで養老にはひょうたん屋がたくさんあります。そのうちの安田ひょうたん店でご主人からひょうたんの話しをうこがいました。



ひょうたんはアフリカが原産地だそうです。最後の栽培植物のひとつで、日本では縄文時代の遺跡からその種子が出土しているそうです。もともとは筒状で、今のようにくびれたものは突然変異を栽培して世界中に広まったそうです。


ひょうたんの中身を取り除いて、中に水や酒を入れたり、半分にして水を汲んだり、器にしたりします。また、豊臣秀吉は馬印に「千成り瓢箪」、利休は花入にしました。

ひょうたんにもいろんな品種があり、豆ひょうたん・千成りひょうたん・百成りひょうたん・十成りひょうたん、大成りひょうたん・大成りひょうたんエース・大成りひょうたんタワー、長ひょうたん・スーパー長ひょうたん等です。千成りひょうたんは一つの株からひょうたんが千個できるということです。ただし、百成りひょうたんより小さいそうです。大ひょうたんエースは30キロになる巨大なひょうたんです。スーパー長ひょうたんは2.6メートルにもなるとのことです。









三つで三拍(三瓢)子揃って縁起が良いとか、六つで無病(六瓢)息災などといわれ、縁起物として喜ばれているとのことです。

なお、養老駅の看板の文字もひょうたんです。


 
 
 

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