妙心寺626世で八幡円福寺僧堂師家の泥龍窟井澤州老師の托鉢画賛です。
ひとりひとりの顔は少し間の抜けた表情。ガニ股の足取りはいかにも左右に揺れているようです。
大勢の雲水があちらに向かって行くのが「一鉢千家飯」こちらに向かってきているのは「歩々是道場」。
雲水はたった一つの鉢の鉢を持って托鉢しながら一所不在、諸方を遊行しする行脚に励みます。たくさんの家からの布施、恵みを受けながら多くのみなさんのおかげで生かされています。座禅するだけでなく作務をするときも食事のときも、入浴するときも、托鉢のときもどんな状況にあっても踏み締める一歩一歩のすべてが自分を高める道場です。
ほ−!ほー!
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