ニ講は「京都文化論」という講義です。毎回京都で活躍する各界の文化人や企業家、知識人ををお招きしてお話しをうかがいます。現場の第一線で京都の文化を作り上げている方々からさまざまな視点を通し、京都がどのように把握されているかを知り、いかに情報発信するかを考えます。また、世界の人々が京都に対してどのようなイメージを持っているか、そして逆にどのような情報を発信すれば、京都への関心を高めることができるかを考察を深めます。これらのことを踏まえて大学で学ぶ知識をいかに活用して表現することができるかについて主体的に考えることを目標とする講義です。
第一回目は山科神社宮司でなかとみこども園園長、前大石神社宮司の進藤秀保氏が「忠臣蔵における京都」と題してお話ししてくださいました。かつての日本人は忠臣蔵といえば誰でも知っていることでした。12月になるとテレビなどでは必ずと言っていいほど映画やドラマが放送される風物詩でした。残念なことに今の若い人はそれを知りません。今の若者にとてもわかりやすくお話しくださり、また、かつての忠君愛国ではなく、日本人が受け継いできた美徳について例を挙げて楽しいお話しでした。
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