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南国・パラダイス

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

ジャワ島西端のバンテン州の山地に住むバドゥイ族は、400年以上イスラム化も近代化も拒みながら孤立の文化を守ってきた人びとです。独特の世界観と慣習を守り続けて、学校や病院も役所もない、電気や機械もなく、当然、携帯電話もかからない、そんな生活環境で暮らしています。きわめて閉鎖的な内バドゥイの3つの村と比較的ゆるやかな緩衝地帯である外バドゥイにわかれています。かつては共産ゲリラがこの地域にいたとのことです。少し奥地ににいくと今でも虎が出るそうです。内バドゥイは白、外バドゥイは黒の服に頭にウデンと呼ばれる布を巻いています。この村の人々は朝6時頃から夕方まで仕事に励みます。男性は畑仕事や山仕事、女性は糸を紡いだり機を織っています。

4年前にバドゥイでホームステイしたとき、よくないことですが記念としてこっそり竹を持ち帰り茶杓にしました。今回のなんば茶会で使うために南宗寺田島碩應老師に「南国」と書いて「パラダイス」とご命名していただきました。しばしの間でしたが仕事のことも家のこともすべて忘れることができた、そんな思い出を込めてお願いしました。まさにパラダイス、桃源郷でした!


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