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南宗寺彼岸会掛釜

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮



南宗寺彼岸会掛釜

例年春秋の彼岸の中日の法要に参列した方に茶室実相庵でお茶を差し上げています。

中世、堺は南蛮との貿易港であったことから、毎回東南アジアやヨーロッパ等に因む道具組をします。 今回は道具だけでなく、社中の川崎さんのリュートの伴奏、メゾソプラノの梅谷さんの唄による演奏奉納を行いました。 曲はイギリスの作曲家でリュート奏者のジョン・ダウランドの「今こそ別れ」と「流れよ我が涙」の二曲でした。リュートは 中世からバロック期にヨーロッパで流行した弦楽器です。 利休さんが活躍した当時の堺の町でもこうした曲が流れていたました。茶席の水屋ではBGMとして二人の演奏が行われ、在りし日を偲んでいただきました。







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