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執筆者の写真木津宗詮

南宗寺彼岸会法要掛釜

 春秋の彼岸の中日に大阪府堺市の南宗寺で営まれる彼岸会法要の掛釜が9月23日秋分の日に行われました。午前11時より方丈において法要が営まれ、卜深庵歴代宗詮と松平不昧公・卜深庵社中物故者の回向も営んでもらい、参加者中も焼香参拝しました。法要終了後、田島碩應老師の法話に続き、客殿で南宗寺自家製の精進料理をいただき、茶室「実相庵」でこの度の御即位と大嘗祭等の一連のご大典を祝しての道具組みお茶を差し上げました。

 

           会記

                      時、9月23日

                      於、南宗寺実相庵

           本 席

床  鷹司兼煕懐紙 春竹契久

    洞の内にかへをく竹のうちなびき君にと契る春や幾千世

  前に加茂川石 銘逢坂山 小堀露蓬箱

    君が代に逢坂山の石清水木隠れたりと思ひけるか

花入 愈好斎 主基殿竹一重花入 銘福岡 在阪共箱

    御恵の風ふく岡は千代萬の家の煙もうちなびきつゝ

香合 蛤 菊絵 朝鮮之貝以造之 一啜斎 在判箱

帛紗 立太子礼 賢所幣帛轍下裂

釜  常什

 風炉 常什

水指 松斎手造 直斎手造神遊写 共箱  

茶器  御即位香納箱写 狩野勝川院雅信十分一真写

茶碗 紫野焼 黒 銘八千代 愈好斎箱 蔭涼軒甲書

 替  祥瑞 愈好斎箱

茶杓 吹毛軒 竹 銘盤石 共筒共箱

 蓋置 青竹

 建水 官休庵伝来形ゑふご              浄益造

菓子 秋の野                    

 器  常住

                            以上




















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