社中の会である卜翠会の総会並びに研修会が5月28日に京都北野天満宮と天喜で行われました。
北野天満宮は古くから朝野の尊崇を集める菅原道真公をご祭神とする京都の古社です。また、今日一般に行われている大寄茶会の発祥である北野大茶湯が催された地でもあります。
天正15年(1587)10月1日に豊臣秀吉が北野大茶湯を催しました。茶の湯執心の者は、その身分の上下、人種を問わず、釜一つ、茶碗一つ、また茶のない者は焦(こが)しを持参するようにと高札で触れをだしました。そして北野の松原でそれぞれ茶屋を囲い、数寄者にこの茶会への参加を厳命しています。当日は有名な黄金の茶室を拝殿中央に持ち込み、四畳半四席が囲い、秀吉と茶頭の千利休・津田宗及・今井宗久を茶頭とし、虚堂の墨蹟や似り茄子茶入などの秀吉所蔵の名物茶器が飾られました。そして籤引きで振り分け名物を用いて茶を供しました。参会者は約800とも1500~1600ともいわれれる大茶会でした。
北野天満宮様の格別のご高配により、正式参拝、松向軒、宝物殿、境内各所の見学、ご説明をしていただきました。その後、西陣の老舗料亭天喜で会食。美味しい料理をいただき、また私の還暦を会員のみなさんなお祝いしていただきました。
北野天満宮様、天喜様、また会員一同のみなさんには心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
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