大応国師は駿河国安倍郡井宮村(静岡市葵区)に生まれ、建穂寺の浄弁法師について出家しました。
建穂寺は徳川家康から静岡県内最高の寺領480石を与えられ、21坊を構え、学問の寺として「駿河の高野山」とも称された名刹でした。明治の神仏分離により廃寺となり、今日、地域の方々により観音堂が建てられてその名残を伝えています。
奇跡的に残された本尊千手観音わはじめ、不動明王立・阿弥陀如来・大日如来・二十八部衆・弘法大師等の各像が祀られています。堂内には、大応国師像も同じく地域の住民により大切に守られています。
数年前に静岡を訪れた時に、観音堂を管理されている代表の佐藤さんの特別のごご高配で内部を拝見させてもらいました。
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