後宇多天皇遺髪塚にお参りしました。御堂の中に遺髪塚と大應国師(南浦紹明)の普光塔が祀られています。現在、大応国師の塔所である龍翔寺は大徳寺の山内にありますが、元々この地に後宇多上皇が離宮柳御所を寄進して建てらました。のちに大徳寺山内に移転し、明治初年に廃寺となりました。大正14年に再興され、現在は大徳寺僧堂となっています。
大應国師は大徳寺開山大燈国師の師匠で、南宋(中国)に渡り、虚堂和尚に嗣法し宋代の禅をわが国に伝えました。また、径山から台子を持ち帰ったと伝えられていて、茶の湯とは格別縁が深い方です。
毎月28日に雲水が掃除に行き、29日の大應国師のご命日に老師と隠侍が諷経に訪れているとのことです。
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