top of page
執筆者の写真木津宗詮

宇治橋古材

定家卿

契ありてけふ宮川の夕かつら長き代まてもかけてたのまゆ

               柳斎書

神宮古材茶杓

定家卿和歌 契ありて云々

             卜深菴(花押)

癸酉御遷宮記念茶杓 廿ノ内




式年遷宮の記念の茶杓です。祖父で卜深庵五代柳斎が藤原定家の和歌を銘にした茶杓です。

『新古今和歌集』に、


おなじ時、外宮にてよみ侍りける

契りありてけふみや河のゆふかづら

永き世までにかけてたのまむ


前世からの因縁があって、今日伊勢の外宮に参ることができた。木綿鬘(ゆうかずら)をかけ、永く続く将来の世までもご加護を頼み申そう。


閲覧数:33回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page