木津宗詮2020年6月7日読了時間: 1分延暦寺大書院庭園 昭和3年、3代聿斎宗泉が作庭した比叡山延暦寺の大書院庭園です。石を立てず、白砂に飛石だけを打ち、梅の古木が植えられただけの庭でした。竣工当初は琵琶湖の絶景が一望できたそうです。現在は立木が大きくなり、木の間からかろうじて望むことができます。 この庭に面した格天井の書院は照明設備がなく、琵琶湖から昇る朝日の光を室内に取り込むようにしたとのことです。 別の場所から撮った琵琶湖ですが、往年はこんな光景を望むことができたと思われます。卜深庵点描62回の閲覧0件のコメント4
昭和3年、3代聿斎宗泉が作庭した比叡山延暦寺の大書院庭園です。石を立てず、白砂に飛石だけを打ち、梅の古木が植えられただけの庭でした。竣工当初は琵琶湖の絶景が一望できたそうです。現在は立木が大きくなり、木の間からかろうじて望むことができます。 この庭に面した格天井の書院は照明設備がなく、琵琶湖から昇る朝日の光を室内に取り込むようにしたとのことです。 別の場所から撮った琵琶湖ですが、往年はこんな光景を望むことができたと思われます。
石ひとつ石ひとつ筆にも濡れて初時雨 武者小路千家11代家元一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。 十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石をすすんでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか?よく見ると正客と次客の間の飛石があとから墨で書き加えられています。着賛された発句の「筆