洗月亭(せんげつてい)

洗月亭は武者小路千家11代一指斎の好みの茶室です。広さは二畳台目で台目切本勝手、下座床の席です。床框を入れ、床の前面に円弧を描いた形の壁をつけた円相床が大変独特な席です。袖壁の中柱が竹で二重の仕付棚があります。また点前座の勝手付の壁面にはまった障子の光線が独特の効果を演出しています。茶道口と給仕口が引き違いの襖により構成され、点前座と客座の間の天井にコマ透の結界がはめられています。

円相床は武者小路千家家元の祖堂の円相に通じ、独楽透は同じく家元内の茶室環翠園の独楽透の欄間と同じ一指斎好みです。この独楽は武者小路千家家元の独楽紋をデフォルメしたものです。

なお、銀閣寺の明治の住職菅元禎が一指斎の門人であったことからこの茶室が作られたと考えられます。同寺には洗月亭のほかに家元茶室半宝庵を元にした集芳軒も一指斎好みの茶室です。











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