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流水寒山路

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

今から10年前、50歳の時に半白の連会茶事を黒谷の西翁院「淀看席」で催しました。まことに名誉なことに、大徳寺管長髙田明浦老師がその連会茶事ににお越しくださいました。その時、記念に私が描いた時雨の絵に老師が「流水寒山路」と着賛してくださった軸です。


出典は五山の僧絶海中津の『蕉堅稿』で、


流水寒山路 深雲古寺鐘

流水寒山の路(みち) 深雲(しんうん)古寺の鐘


谷川の水音を耳にしながら、山路を歩いていけば、遠くから寺の鐘が聞こえてくる情景を読んだものです。静かな自然の情景そのものが、ほとけの姿であるという意味も含んでいます。

子供の頃の一年はとても長かったです。ところが 50を過ぎてからの時間の経過は本当に早いものでで、気づけば還暦を迎えていました。やり残したこと、やりたいことが山積みです。死に向かって駆け足の日々、うかうかしてたら一生を終えてしまいます。一日一日有意義な時間を過ごさなければなりません。



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