石川や瀬見のをがはの清ければ
月も流れを尋ねてぞ澄む
鴨長明
瀬見の小川(蝉の小川)は、下鴨神社(賀茂御祖神社)の鎮座する糺ノ森の中を流れる小川です。
本日の稽古に使った茶碗です。「瀬戸唐津茶碗 セミの小川」と2代住山楊甫が箱書をしています。
2代住山楊甫は、江戸後期の表千家の高弟で、吸江斎の後見を務めています。また初代木津松斎とは紀州藩で小納戸役としてともに仕え、息子の江甫は2代木津得浅斎の娘婿にあたります。なお初代楊甫の姉は6代如心斎の妻でした。
2代住山楊甫は木津家とは格別縁の深い茶人の一人です。
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