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素晴らしい時 楽しみはまだ半ば

一昨日、多くの皆さんのおかげでようやく今年の点初を無事に終えることができました。終了後、家に道具を持ち帰り。型付けを最後まで手伝ってくれた社中と祝いの杯をあげて盛り上がりました。本当にありがとうございました。

本当に素晴らしいひとときでした。

写真は、曼殊院の門跡良尚入道親王の『和漢朗詠集』の祝の歌です。良尚入道親王は八条宮智仁親王の子として生まれ曼殊院宮となり、のちに天台座主に任じられ現在の京都御所近くにあった曼殊院を洛北一乗寺村へ移転し、伽藍を整備しています。

嘉辰令月歓

無極万歳千

秋楽未央

  わか君は千代

にや

    ちよにさゝれ

         石の

   いはほとなりて

     苔のむす

        まて

さてこの句は、『和漢朗詠集下』「祝」の部にあります。もと唐の謝偃の雑言詩にある句です。「かしんれいげつかんむきょく、ばんぜいせんじゅうらくみよう」とそのまま音読みに読みます。意味は、「このよすばらしい時、よい月に喜びは限りがない。いつまでも続く楽しみはまだ尽きていない」という意味です。

次のわが君は云々は、古今和歌集の賀歌の冒頭にある「題知らず、讀人知らず」の和歌で、わが君、すなわちわたくしの大切な人の寿が千代に八千代に永遠にさざれ石が苔が生すまで、すなわちはかり知れないほどの長寿でありますように永遠であるますようにとを願った歌です。これがのちに「わが君は」が「君が代は」と天皇お一人のこととなり、日本の国歌になっています。元来は自分にとって大切な人、男であれ女であれ主人であれ誰とでも解釈することのできる人なのです。

あとは2月1日の恒例の節分釜と3日の東京点初を終えて一連の今年の正月行事を終えることができます。毎年のことですが、わが家の長い正月もあと一週間です。


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