花笑斎作 竹茶杓 銘住吉


花笑斎になる道具はまことに少なく、この茶杓はそうしたものの一つである。

 かって花笑斎は門人の辻阪邦子の神戸市灘区住吉のマンション内の茶室の設計をし、その席開きの祝いに削った茶杓である。シミ竹を用いて比較的幅広く削られた美しい茶杓である。

 住吉は本住吉神社の門前町で、同神社は、神功皇后の三韓征伐からの帰途船が進まなくなり、神託により住吉三神を祀ったことにはじまるとされ、同社が住吉三神鎮祭の根元とのことから「本住吉」と呼ばれている。

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石ひとつ

石ひとつ筆にも濡れて初時雨 武者小路千家11代家元一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。 十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石をすすんでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか?よく見ると正客と次客の間の飛石があとから墨で書き加えられています。着賛された発句の「筆

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