茶文化の原点

更新日:3月27日

大応国師・南浦紹明は静岡市の中心部に近い井宮に生まれ、建穂寺で出家し、中国・南宋の径山萬寿寺で虚堂知愚の禅をわが国に伝えました。その際、今日茶の湯のもっとも格式の高い棚である台子を持ち帰ったとされています。この台子は筑前崇福寺に納め、のちに京都大徳寺にもたらされました。そうしたことから大応国師は書院茶の原点、ひいては茶の湯の原点といえるでしょう。




わが国最初の茶書『喫茶養生記』を記し、茶の種を持ち帰り栽培し、明恵上人に茶の実を贈り、明恵上人が宇治に植え、その後のわが国の茶文化の元となったとされています。また、静岡に茶をもたらした聖一国師、そして、台子を伝えたとされる大応国師の三人が今日のわが国の茶の湯、喫茶の風習、いわゆる茶文化の原点といえます。