昨日、このたび岡本浩一先生が上梓した『茶道バイリンガル事典』の謹呈本が届いていました。早速見てみると、茶道の知識を網羅をした懇切丁寧な内容で、流派を超えて多くの外国人茶人にとってまことに有用な資料です。
過日、岡本先生にお目にかかった時、なぜこの本を作られることになっのかを直接うかがいました。50歳の時に緑内障の診断を受け、視力のあるうちに茶道の知識を脳に知覚させるために『原色茶道大辞典』を通読され、外国人が点前以外のことを学ぶ手段がなく困っていることを思い出し、日英同時通訳の辞書を作成することを決意されたとのことです。その後刊行までに紆余曲折を経、多くの困難を克服して十数年にわたる努力の結晶として今回の刊行となりました。多くの外国人が茶道を学ぶ昨今、まことに有意義なことです。大変恐縮なことですが、私ども木津家の歴代にも項目を割いてくださっています。本当にありがたいことです。
岡本先生おめでとうございます。心よりお喜び申し上げます!
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