藤蔭会は流儀を問わず広く茶道全般に関する事柄について木津宗詮の主催になる研究会です。 今回は11月8日に東京よみうりホールで催される臨済会主催になる「禅をきく 講演会」で話す「禅院茶礼ー大徳寺開山忌の方丈斎を通してー」を写真・動画を交えての内容となっています。関西の方参加できる場を提要してほしいとの多数の要望にお応えして10月20日(日)に大阪肥後橋玉水記念館で午前と午後の2回にわけて同様の内容で行います。 ご承知の通り、わび茶の湯の開山村田珠光が大徳寺の一休禅師に参禅し「茶禅一味」の境地にいたり、武野紹鷗、千利休とその後の千家の宗匠はじめ多くの茶人が大徳寺の禅に参じました。そうしたことから茶の湯のバックボーンは大徳寺の禅にあるといえます。鎌倉時代の栄西禅師以来、多くの禅僧が中国南宋から禅を伝え、併せて当時の南宋禅院で特に重要なものにされていた禅院茶礼をわが国に伝えました。それが一部和様化して大徳寺や妙心寺等の本山での開山忌の法要で「室中斎」として伝えられています。四頭とよばれる4人の正客に料理が出され、その後菓子と茶をすすめられます。これが今日おこなわれている「茶事」の原点といえます。大徳寺の禅は茶の湯の精神面のみならず、作法やしつらい、道具等に多大な影響を及ぼしています。 ご出席ご希望の方はメッセンジャー・またはメール・LINEでおしらせください。是非この機会に多くの方のご参加をお待ち申し上げています。 藤蔭会の名称は、木津家3代聿斎宗泉は流儀を問わず茶の湯の伝書はじめ、建築・和歌・国史等の収集家でその蔵書印に「藤蔭書屋」を用いていました。それにちなみ父徳至斎が、命名したものものです。
会費、3000円(研究会終了後、呈茶があります) 日時、10月20日(日)午前10時30分・午後13時30分 場所、大阪肥後橋玉水記念館 大阪市西区江戸堀1丁目10-31 地下鉄四つ橋線「肥後橋駅 」8番出口から 徒歩3分


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