雲静日月正(雲静にして日月正しい)
雲静日月正 紫野槐安衲(印)
元大徳寺僧堂師家川島昭隠老師の一行「雲静にして日月正しい」です。出典は『虚堂録』で、太平無事をことほぐことばです。 昨日の猛烈な台風は想像を絶するものでした。関東・東北・東海地方の被害は絶大なものでした。先日の台風も千葉県の被害にも驚きましたが今回はそれ以上のものです。先年は近畿・中国でものすごい被害となりました。近年、台風に限らず、近年のゲリラ豪雨、猛暑等異常な天候です。 雲は大空を静かに流れていき、太陽や月の運行も刻々と正しく行われ、四季のうつろいも順調である。天地が正しく運行してこそ、私たちは平穏に過ごすことができるのです。「雲静日月正」はまさに非力な人の切なる願いが込められた言葉です。
この度の台風でお亡くなりになられた方には心より哀悼の意を表しますとともに、被災されました方にはお見舞い申し上げます!そして1日も早い復旧を切にお祈り申し上げます!
