初代松斎宗詮3 願泉寺と紀州藩

更新日:2019年10月5日


三十四世観龍の時、すなわち正徳四年(一七一四)に紀州藩の三代藩主徳川綱教つなのりが表千家六代覚々斎かくかくさいに命じて書院と茶室を補修させている。また紀州徳川家の参勤交代の途次、願泉寺が陣屋にあてられ、徳川家から三葉葵の寺紋を許されている。

 「紀州家中系譜並に親類書書上げ」によると、堀田家の初代勘平重保は、尾張国(愛知県)の生まれで、小早川秀秋に仕え、関ヶ原の合戦や大坂の陣で戦功をあげた。小早川家改易ののち駿河国(静岡県)で紀州藩初代藩主となる徳川頼宣