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2月18日 稽古場の床

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

幕末の大徳寺住持大綱宗彦賛、同じく幕末から明治初期にかけて京都で活躍した絵師塩川文麒麟画になる田家梅図です。白玉椿と三千年椿・水仙を粉引瓢形花入に入れました。



かくはしき人や住らん埋火の

空たきならぬ梅の下庵 大綱



百花に先駆けて春の訪れを知らせる梅の花になぞらえた「梅が香」という練香があります。この歌は炉の埋火の灰の上においた「梅が香」の芳しい香りを踏まえています。



心惹かれる上品な人が住む庵の埋火から、「梅が香」ならぬ梅の清香が漂っています。



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