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2月24日 稽古場の床

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

鈴鹿の椿大神社の稽古でした。床に幕末・明治の公家正親町三條実徳の短冊「椿葉契深」を掛けました。



椿葉契久

呉竹の園生に根さす玉つはき

もろ心にも千世をふぬらし 實徳



「玉椿」は椿の美称です。椿は長寿の常盤木とされ、永遠に瑞々しく緑をたたえた木としてめでたいものとして歌に詠まれます。そして「もろ心」とは心を併せることとか同じ心という意味です。

椿大神社は、仁徳天皇の御代、御霊夢により「椿」の字をもって社名とされたとのことです。境内各所に椿の樹がたくさんあり、それにちなんで今日の稽古で使いました。



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