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執筆者の写真木津宗詮

3月18日 稽古場の床

幕末の上賀茂神社社家賀茂季鷹の朧月画讃です。信楽焼の耳付花入に紅妙蓮寺椿とれんぎようレンギョウ(連翹)を入れました。


          八十三翁

             季鷹

さほ姫の

    霞の袖に

        つゝみても

  にほひこほるゝ

       春夜月


和歌では春の月は朧に霞む月を詠むことが約束となっています。佐保姫は春を司る女神のことです。月にかかる春霞を佐保姫の袖に喩え、そこから漏れる朧に光る月明かりを巧みに詠んだゆかしい和歌です。


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