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4月18日 稽古場の床2

自宅稽古場の掛物は賀茂季鷹自画賛になる朧月図です。細川護光作伊賀焼筒花入に赤玉椿と小手毬を入れました。

佐保姫の霞の袖につ丶みても

にほひこほる丶春夜月  

春を司る女神の佐保姫(さほひめ)がいくら衣の袖に包んでも、包みきれないのが春の月の美しさと気品です。

五行説では春は東の方角にあたります。平城京の東に佐保山があります。春の女神が宿ることから佐保姫と呼ぶようになりました。それに対し秋を司る女神を竜田姫(たつたひめ)といいます。紅葉で有名な竜田山は平城京の西に位置し、西は秋に通じることからとのことです。他に夏を司るのが筒姫(つつひめ)、冬を司る女神を宇津田姫(うつひめ・白姫・黒姫)といいます。いずれも平城京の南北にある山です。なお筒姫と宇津田姫の二神は今日ほとんど知られていません。ちなみに中国では女神ではなく、春は青帝(せいてい)、夏は炎帝(えんてい)、秋は白帝(はくてい)、冬は黒帝(こくてい)という男の神です。

佐保姫は白く柔らかな春霞の衣をまとっています。佐保山にかかる薄衣のような春霞を佐保姫が織り出し、竜田山の紅葉は竜田姫が染めるというふうに和歌に詠まれます。

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