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執筆者の写真木津宗詮

4月7日稽古場の床 青柳の

本日の稽古の床です。江戸後期の公家飛鳥井雅光賛、同じく江戸後期の公家小倉豊季画になる柳桜図画賛です。



あをやきの  糸にもかけて   匂ふなり    場は桜の     花のゆふはへ          雅光



場(にわ)とは蹴鞠を行う鞠庭のことです、四隅に懸かり木または式木(四季木)として松・桜・柳・楓の双生樹を植えます。「匂ふ」はにおいを鼻に感じるという意味のほかに、古語では鮮やかに色づくとか、色が美しく輝き照り映えるとか、内面の美しさなどがあふれ出て、生き生きと輝くなどの意味があります。

「場」と書いて「にわ」と読みます。この歌の場・庭は、四隅に松・桜・柳・楓の双生樹を植えて蹴鞠を行う鞠庭のことです。 春爛漫の鞠庭。糸のようにしなやかな柳の若葉があふれるばかりに色づいています。そして桜の花は夕陽に映えて美しく輝いています。

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