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執筆者の写真木津宗詮

5月12日 稽古場の床

冷泉為則の詠草「閑居夏といふ心を」を掛けました。花は芍薬・あやめ・甘茶・紫蘭・矢筈薄を宗全籠に。


閑居夏といふ心を

草のとににほふ霞の春すきて

わか葉さくらの木かくれの庵

           為則


春霞に美しく映える草の庵の戸も、初夏を迎えて桜の若葉が茂る木陰となりました。

閑居とは俗世間から逃れて安らかに暮らすこと。また、その住まいをいいます。慌ただしくあくせくする毎日です。エアコン無しでも心地よく暮らす事の出来るこの季節は本当に一年中でもっとも過ごしやすい時期です。

いつの日にか、そんなたたずまいで心静かな暮しを送ることができるようになりたいものです

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