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執筆者の写真木津宗詮

5月16日稽古場の床3

祇園の稽古のあとは某料理屋のです。床は江戸中・後期の歌人で下鴨神社祠官の梨祐為の掛葵画賛です。朝鮮唐津蹲花入に鉄仙と都忘れに桂を入れました。

ちはやする加茂の

社のあふひくさ

かけてひさしき

世をいのるかな

       鴨祐為書(印)

千早降る加茂の社の葵草

掛けて久しき世を祈るかな

祐為は幼少のより和歌を好み、冷泉為村の門に学びました。1日に1000首をつくる早吟(そうぎん)で知られ、線香3寸を立ててその燃え尽きる間に50首を詠じました。一生に詠んだ歌は十万首に達したといわれています。

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