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執筆者の写真木津宗詮

5月25日稽古場の床

大綱宗彦の竪詠草「新樹妨月(しんじゅつきをさまたげる)」です。李朝時代に身分の低い人たちが被った竹で編んだ笠「ペレンイ」に紫陽花と鹿子草、都忘れ、姫空木、縞葦を入れました。ペレンイはかつて韓国を訪れた時に買ったもので、ツバに三箇所籐をつけて釣花入にした物です。

新樹妨月               大綱 心なくしけりにけりなわかみとり のきはの月を余所にへたて丶

美しい若緑の木々の葉が、無分別に茂ったおかげで、軒端の月が遠く離れたところに隔ててしまいました。なんと風流心のない新樹であることよ。

なお、この軸は両替町久田家八代の宗員が所持していまもので、背面にその旨が記されています。


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