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6月8日 稽古場の床 1

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

午前の稽古は、木津家三代聿斎宗泉の鷺画讃です。夏椿と蛍袋・露草・河原撫子・下野草を魚籠花入に入れました。花入の魚籠は実際に魚を入れるのに用いられていたものです。


浮雲のくらきかさなる絶間なく

日影も見えぬ五月雨のそら

聿斎(花押)


暗く重なり絶え間のない浮雲が空を覆い日差しも見えない五月雨の空。

鷺と蓮の葉も聿斎の自画になります。横から見た蓮の葉はごく当たり前ですが、真上からの絵はとても気をてらっう表現で興味深いです。


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