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9月7日 稽古場の床

天龍寺221世の桂洲道倫の一行「欲識真茶味須参趙老禅・真の茶味を識(し)らんと欲(ほっ)せば須(すべら)く趙老(じょうろう)の禅に参ぜよ」です。床柱に葡萄籠を掛け秋海棠と野路菊、アケビを入れました。

趙老とは、有名な禅語「喫茶去(きっさこ)」のエピソードのもとになった中国・唐時代の趙州従諗のことですふたりの僧が趙州に「前にここに来たことがあるのか?」と尋ねられたとき、それぞれ「来たことがない」「来たことがある」と答え、どちらに対しても「喫茶去(お茶を召しあがれ)」と趙州がお茶をすすめたというものです。桂洲は趙州の禅を極めることで真の茶味を理解できるといっています。なお、唐代俗語の権威によると、「お茶飲みに行きなさい」お茶飲んで頭打ち冷やして来い!の意味だとのことです。因み、お茶召し上がれ は「且座喫茶」です。

先日、趙州が住していた柏林寺(観音院)を訪ねました。同寺住職明海師のおすすめで趙州の舎利塔に献茶をしました。そして明海師と2時間近く歓談をし、台天目でお茶を差し上げました。同師は中国仏教協会副会長で中国仏教学院執行副院長、河北省仏教協会会長を勤められ、前夜北京から戻られ、ご多用の中を時間を割いてくれました。本当にありがたいことです。そして趙州和尚に献茶をすることができたことはこの上もないことで感無量です。


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