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もてなし

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

以前、津山に資料調査に行った時、5日前にネットで予約しました。連休の人もいてどこも満室で、空きのある宿は3万円以上だったので、津山の近くのとある温泉町で1万円あまりの宿をようやく見つけて予約しました。

駆け足であっちこっちを回ってとても疲れてようやく宿に入ったら超びっくりです。想定外の宿でした。

部屋は和室で床も押入れの壁もかつて見たこともない壁紙が貼られてます。まるで遊郭かと見間違う派手派手しい梅の柄です。なんとも思わない人がいるのかもしれないけど私には無理です。その上ペット可の部屋でゲージがあり、その横のゴミ箱に蓋がある。これは犬の汚物を入れるためのゴミ箱です。布団は自分で敷くとのこと。修学旅行でも布団は敷いてくれるのに。掛け布団にはカバーが無い。知らない人が使った布団をそのまま掛けて使う。とても抵抗があります。お風呂に入って浴衣を着て、その上にたんでん羽織ったら右の袖に違和感が。中に手を入れると前に泊まった人の丸めた靴下がでてきて仰天し。風呂上がりに喉が渇いたので冷たいものを飲みたいと思ったら自販機はないとのこと。寒い中を外に買いに行く羽目になりました。中国山地の山深いところで外気はとても寒くて湯冷めしそうです。隣の部屋からは犬の鳴き声が。この間の東京での山手線の高架下に勝るとも劣らない!

そんな劣悪な環境でも、ただでは起き上がるわけにはいきません!

今回のこの思わぬ経験を通して「もてなし」とは一体どういうことかを改めて考え直しました。


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