千代の数

初代宗詮好みの菓子「千代の数」です。

初代松斎宗詮の好みになる菓子が大坂高麗橋の虎屋伊織の菓子見本帳に千代の数をはじめ、深見草・夏の朝・開闢餅・常盤・福寿草・千代の栄・竜門の友・さざれ水・うひ柱・大原山の11種の棹物が描かれています。

虎屋伊織は、『東海道中膝栗毛』や『摂津名所図会』にも登場する江戸時代大坂の老舗菓子屋です。菓子切手(饅頭切手・菓子券)とよばれる、現在の商品券のようなものを最初に考案し、当時、大坂内外で贈答用として盛んに用いられました。江戸時代の商人番付にも度々登場し、幕末まで9代にわたり繁盛しましたが、 9代目の竹田七郎兵衛が病弱のうえ実子がなく、そこへ幕末の動乱期の世情不安 が重なり、廃業を余儀なくされました。それを惜しんだ材料屋などの後押しで、奉公人であった今中伊八が職人や製法、技術を引き継ぎ、現在の鶴屋八幡に至っています。




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