回り持ち

いとなみに

 まはさるゝのも

   廻るのも

 まはりもちにて

  世はたつたかな

      千与三郎(花押)


 本日の稽古の掛け物です。裏千家5代不休斎の「猿回し」画讃です。大好きな一幅です。

 営みというものは回されるのも回るのも、所詮はお互いに回り持ちで世の中成り立っているのです。だから猿は猿回しに回されているのか、それとも猿回しが猿に回されているのか。世の中の有り様を見事に看破した道歌です。

 昨今の世相は回るに回れない、というか回らない本当に困った状況です。一日も早く当たり前に回る世の中になってほしいという思いで使いました。




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