尾上の鐘

神功皇后が三韓征伐より凱旋の時に持ち帰り、高砂の尾上神社に納められたと伝えられる鐘です。実際には新羅朝時代に造られた盤渉調の鐘で、国の重要文化財に指定されています。

上下に幅広の帯がつけられ、蓮台に座った如来が一体浮き彫りされ、頭上には天蓋と小さな楽器が飛んでいます。 その両側には空中から天衣をひるがえしながら二人の天女が天降って楽を奏して供養している姿が陽刻されています。そして六個の楽器が虚空を飛んで楽を奏しています。シンプルではありますが、何ともいえない品格をそなえたゆかしい鐘です。