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執筆者の写真木津宗詮

愛宕さん

昨夜の稽古の掛物は、武者小路千家7代直斎のホトトギス画賛です。

賛は「朝客の釜はかけたか郭公」です。とても上手にホトトギスが描かれています。素人とは到底思えない見事な出来です!上の欠けた丸はお月さんかお日さんか?左から右に大きく淡墨で描かれた横線は雲?何を描描かれているのか?

花入は春に上醍醐に登った時に突いた杖を切った愚作の花入。トケイソウを入れましたが、初めは見事に開花していましたが、稽古が終わる頃には閉じてしまいました。「お時間ですよー」と催促された気分です。

正面の丸三宝には愛宕さんの「火伏のお札」愛宕さんは火伏せの神さんです。毎年で火を扱う仕事のに携われる宮越さんがお札を受けてきてくれます。今日それを持ってきてくれて床に上げました。

7月31日夜から8月1日早朝にかけて愛宕神社に参拝すると千日分の火伏・防火の御利益があるとされています。正式にはこれは千日通夜祭とよばれます。また3歳までの子供は一生火難にあわないとの言い伝えがあり、子供を背負った方も多く、毎年、老若男女を問わずの多くの参拝客で賑わいます。

なお、愛宕山の標高は924メートで京都市内では最も高い山です。一の鳥居を過ぎて五合目あたりまでが急な坂道と階段です。眺めも特に面白くないところです。私にはここが一番辛い難所です。4月にお参りした時は月輪寺の方から登り、帰りは表参道を通りました。上りも大変ですが、ある意味下りはもっと大変です。何度愛宕さんにお参りしてもこの辺りは閉口させられます。ここを過ぎれば比較的なだらかで眺めもよくなります。子供さんを背負って登る方には本当に脱帽です!

これで今年もこのお札で一年無事に火の禍から守られます!本当にありがたいことです‼︎






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