20年生きたから大人ではなく、20年生きたから大人になりなさいということ。成人とは人に成るということで、20歳になったら一人前の人間にならないといけないのです。その節目が「成人の日」ということです。
思い返すと20歳の時の自分が一人前だったか?高校を卒業して就職した友だちは立派に一人前でした。それに比べて私は親の脛をかじってろくに勉強もしない大学生でした。大学を卒業してようやく成人になりました。恥ずかしい限りです。
実際、今の日本に20歳を迎えて本当の成人になった人がどれほどいるのか?昔は「人生50年」といわれ、大半の日本人は義務教育を終えて社会に出て働きました。だから20歳で立派な成人でした。昨年の日本人の平均寿命は 男性81.47年、女性は87.57年で過去最高だったそうです。そう考えると成人の定義も考え直さないといけないのかもしれません。18歳になると選挙権が与えられる。何か逆行しているようにも感じられます。
成人の日を迎えてこんなことを思いました。
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