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執筆者の写真木津宗詮

把針灸治

以前、友人の臨済宗の和尚から僧堂での生活を詳しく聞いたことがあります。

僧堂では四と九の付く日を「四九日」(しくにち)といって頭の毛を剃る剃髪(ていはつ)して内外の掃除をし、開浴(かいよく)といってお風呂に入ることができるそうです。ちなみに他の日は入浴できないとのこと。

そして十四日と晦日は特に「大四九(おおしく)」といって特別にゆっくりと寝させてもらえるのだそうです。また、この日の午後は「把針灸治(はしんきゅうじ)」といって厳しい修行期間に対する準備時間、心の準備と身体の調整をします。そして僧堂の外に出て用事を済ませるための外出が許される、すなわち弁事(べんじ)が許可されるとのこと。衣類の洗濯や繕い、針を把り、灸をすえて体調を整え厳しい修行に臨むそうです。




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