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春日燈籠

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

 世に春日燈篭と呼ばれる燈篭は数え切れないほどたくさんあります。一般的に春日燈篭とは、火袋は六角柱で,二面に雌雄の鹿,他の二面に雲形の日月が彫られ,残りの二面は彫りぬかれたものをいうそうです。この燈篭の元になるものが春日大社にあることからの命名とされています。

 ただし、同大社にはこの形の燈篭は祓戸神社の正面に据えられている一基だけだそうです。同大社には約3000基燈篭があるそうですが、いわゆる春日燈篭とらよばれている燈篭はこの一基だけです。

 春日燈篭は春日大社が発祥の燈篭ではなく、単に雄雌の鹿が刻まれていることからの命名だと思われます。









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