正月準備

 望月玉渓の茶筅売り図です。


 むかしの京の風物詩に、12月13日の事始めから大晦日(おおみそか)まで茶筅を売り歩く茶筅売り(空也堂衆・鉢叩)というものがありました。これは踊念仏の開祖空也上人の空也忌である11月13日から大晦日まで48日の間、上人ゆかりの空也堂の茶筅売りが、洛中洛外を鹿の角をつけた鹿杖(かせづえ)をつき、瓢箪を撥(ばち)で叩きながら念仏や無常和讚(わさん)が唱えて勧進する合間に茶筅を売っていたのです。