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執筆者の写真木津宗詮

無辺風月

無邊  風月

 (印)

無邊風月(むへんふうげつ)



竹田黙雷は、嘉永7年71854)に壱岐(長崎県)に生まれました。諱(いみな)は宗淵(そうえん)、別号は左辺亭(さへんてい)。梅林寺の猷禅(ゆうぜん)の印可を受けました。。明治13年に臨済宗大徳寺派から建仁寺派へ転じ黙雷と号しました。明治25年(1892)建仁寺派管長となり、高台寺本堂、建仁寺の山門ほか諸堂を建立し、寺勢の振興に努めました。39年間の管長在任中に僧俗約4000人の弟子が集まり、建長寺管長菅原時保など12人の法嗣(はつす)を育てました。異色の弟子に伊藤博文、河野広中、鈴木大拙、清沢満之、新島八重子などがいます。昭和5年(1930)示寂しています。

出典は朱熹(しゅき)の 「濂渓先生画像賛」です。風月は自然の風景のことをいい、無辺は限りがないことです。そこで自然の眺めのすばらしさには限りがないこと。この上なくすばらしい自然の眺めのことをいいます。

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