聲(声)

更新日:2019年12月8日

 聲

  寒天僊夜更

  無佗事唯思

   為夢伴子書之(印)


 聲

  寒天夜更(やこう)に僊(うつ)る

  佗事(たじ)無く唯思う


夜が更けて真夜中になった。真っ暗なかなかますます寒くなってきた。他には何もない。物音も動くものも何もない。どこまでもどこまでも静寂。ただただ一心に、一心に思っているだけだ。声のことを思っている。その声とは仏の声。仏の声とは永遠の真理であり悟りの境地。心身ともに冷え込んできた深夜、ただ仏の声を聞きたい、それだけを思っている。