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丈六寺

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

丈六寺は、徳島県でも一番の古刹とされる曹洞宗の寺院で、「阿波の法隆寺」と呼ばれる名刹の一つです。室町時代に阿波国守護であった細川成之が金岡用兼を招いて復興・再建しました。江戸時代の阿波藩主蜂須賀家にゆかりの人物の墓が多くあります。建物の多くは国や県等の指定文化財となっています。特に観音堂に安置されている木造聖観音坐像は、平安時代末期の定朝様式の仏像で国の重要文化財に指定されていてまことに見事です。住職とはご縁があり、特別に本堂の参拝もさせていただきました。

一の門から三門に至る参道の両脇の青楓が雨に濡れて格別美しく、まことに静寂で清楚な寺です。この雰囲気は京都の寺にはない独特のものです。

回廊の腰掛に座って建物を眺め、観音堂はじめ境内の建物を見る。緑の中を散策するもよし。木々の間を通る風に吹かれて目を閉じると喧騒の世間を忘れさせてくれる。日がな一日を仙境にいる気分にさせてくれるそんな隠れた名刹です。観光地では味わうことのできない風情です。次回は時間をとってお参りします。

まさに一見の価値があります!










































































 
 
 

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