• 木津宗詮

初時雨

 



  石一つ筆にも     ふれて初時雨          官休(花押)


 一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石を歩んでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか。 なんとも微笑ましい絵です。このような染め物の画賛はまことに珍しいものです。 よく見てください!飛石の一つが墨で書き加えられています。

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