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執筆者の写真木津宗詮

捨てる

本当に大切な物を大切にするために役割を終えたモノを捨てなければなりません。物を捨てることは決して物を粗末にしているのではありません。 押入れや引出しの奥にしまわれ、その存在すらも忘れられた物は本当に大切にされているのか?

年末に新しいスキャナーを購入しました。手許の膨大なコピーや論文、書籍をスキャンしてどんどん処分しています。どうしても残さないといけないものは別ですが。年々資料は増えるばかりです。限られたスペースはどんどんなくなっていきます。いざ必要なときにどこにあるのかわからなくて結局書斎がむちゃくちゃになってしまいます。こんな不毛な作業を何年も続けてきました。スキャナーのお陰で部屋が広くなりました。これからしばらく時間のある限りこの作業が続きます。

ちなみに私は道具も10年以上その存在を記憶していないものも人にもらってもらうようにしています。10年忘れられていたものは私に必要のないもので、無かったものと思うようにしています。もららってもくれた人に所有権が移ったらもうそれを処分するのも使うのもその人の自由です。私が使いこなせないものでも別の人なら活かすことができるかもしれません。その方が道具も活きると考えています。道具は使われてこそ活きるのだと考えています。

とても贅沢なことだと思いますが、私は捨てることがとても大切なことだと考えています。


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