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月参り

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

江戸時代、京都壬生村の「万宝院あしだの行者」という人が、7年間伊勢神宮と愛宕山に月参りをができたことに対する記念と感謝して建てた道標です。

壬生寺から大津、草津、水口、鈴鹿峠、亀山、松坂等を通って伊勢の内宮まで、現在の道路で131キロです。当時は地道であの鈴鹿峠を越えて。今とは比較にならないです。愛宕山は「伊勢音頭」に月参りと歌われていて、標高は924メートルで決して高い山ではありませんが、階段がとても多くて脚に多大な負担がかかりとてもとても辛いです。今より距離はもっとありました。

知人で富士山に3度、剣岳や八ヶ岳にも登った知人が愛宕山に登れれば富士山に登れるといってました。昔の人は健脚であったとしてもとてもすごいことです。

「あしだの行者」という名前から常に高下駄を履いてだのではないかと思います。

まさに恐るべき人です!




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