深見草

木津家初代松斎宗詮の好みになる菓子が、江戸時代大坂で高名であった虎屋伊織の菓子見本帳(鶴屋八幡蔵)に記載されています。深見草・夏の朝・開闢餅・千代の数・常盤・福寿草・千代の栄・龍門の友・さざれ水・うひ柱・大原山の数物と棹物の十一種です。


初代宗詮以下歴代宗詮と卜深庵社中物故者・松平不昧公の追善法要を営み、追慕する茶会である昨夢会で社中で京都鶴屋社長の八木勢一郎氏が毎年その復元をしてもらっています。本年は玉子餡種の御所餡きんとんの「深見草」でした。深見草は牡丹の別名ですが、季節は別として松斎を偲ぶ趣向としてみなさんに召し上がっていただきました。黒い餡の隙間に餡種の黄色が微かに見えてゆかしい風情をかもしたとても美味しい菓子でした。


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