茗荷餅 三重県津市周辺の郷土菓子です。昔、農家で田植仕事が終わった「野上がり」に沢山作って食べたそうです。茗荷の葉っぱの部分がサルトリイバラなら「いばら餅」といい、「茗荷餅」よりこちらの方がが一般的とのことです。今回、くださった方に作りかたを伺いました。以下の通りです。 作り方は小豆 250グラムを二度ほど茹でこぼし、水を適量加えて圧力鍋等で柔らかくします。柔らかくなったらザルで水分を切ってから、砂糖 200グラムと塩少々を加えて杓文字で10分ほどかき混ぜながら煮上げて一晩寝かせて餡を作ります。 皮の生地は小麦粉400グラムに塩少々に熱湯750ccでダマにならないようよく混ぜます。すりこぎで搗くようにしてもよいでしょう。冷めたら冷蔵庫で一晩寝かせて作ります。小麦粉によって固さがまちまちですが、柔らかすぎると思って粉を足すと硬い仕上がりになります。程よい硬さにならないようなら米の粉を少し加えます。なお、今回作ってくださった方は日本製粉のオーマイを用い丁度良い硬さになったとのことです。 皮の生地を水で濡らした手で適量をとって伸ばし餡を包みます。それを一つずつ茗荷の葉にくるんで蒸し器で7分程度強火で蒸しあげて出来上がりです。 この茗荷餅を今夜の稽古で使います。
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